高収入は要らない!? プア充という生き方
プア充/島田裕巳
突然ですが、あなたは現在の収入に満足していますか?
たぶん、満足している人は少ないのではないかと思います。もう少し収入が多くなれば楽になるのに・・・なんて思っている方が普通ではないでしょうか。
そんな方へ向けて、プア充という考え方をご紹介したいと思います。
こんなひとにおススメ
- 仕事のストレスで、精神的・肉体的にキツイひと
- 今の生き方に疑問を持っているひと
多くの人は、お金はあればあるほど良い、と考えているでしょうし、そのために毎日頑張って仕事をしているでしょう。
しかし著者は、稼がないといけないというのは幻想であり、お金はあればあるほど欲しいものが増えていき、お金に対する欲望や不安が増すことになる、と言っています。
そして年収300万円程度の方が、むしろ豊かに楽しく生きていける、としています。
お金を稼ぐために多くの時間を費やすと、本当の人間関係を築く時間がなくなってしまう。
プア充になり、良い縁や人間関係が持てれば、お金が無くても幸せに生きていける。
そんな内容が、主人公であるIT企業の営業マンの物語を通して語られています。
まぁ突然プア充が良いとか、あまり稼がないほうが良いとか言われても、多くの人は拒否反応を示すのではないでしょうか。
え、本当にお金が無くても楽しく生きていけるの?って思いますよね。
だって今までの生き方と逆のことを言われているようなものですから。
私もこの本を読んで、「よし、じゃあプア充になろう!」なんて思ったわけではありません。
ただ仕事に対する考え方、自分の人生に対する考え方について、参考となる部分も多くありました。
例えば、「お金とは、楽しい人生を送るために最低限必要なツールでしかない」ということ。
本当は人生が主役であり目的であるわけで、お金はその中で出てくる一つのツールに過ぎません。
ところが普段目の前の仕事に追われていると、お金を稼ぐことが目的、主役になってしまい、いつの間にか自分の人生がどこかに行ってしまうのです。
あなたの人生は大丈夫ですか?
もしあなたが仕事のストレスで、精神的・肉体的にキツイ状態になっているのであれば、この本を読んでみると良いかもしれません。
実際にプア充になるかどうかは別として、プア充という考え方・生き方があるということを知るだけでも、人生に変化がおこるかもしれませんよ。
世界の現実を知るならこちら。
日本に生まれたというだけで幸せな面もあるかも。