「なにをやらないか」が大切
財布はいますぐ捨てなさい/金川顕教
みなさん、財布は使っていますか? たぶん、ほとんどの人は使っていると思います。
もちろん私も使っていますよ。じゃあ、タイトルの「財布はいますぐ捨てなさい」ってどういうこと?
そんな本書の内容を、簡単にご紹介したいと思います。
こんなひとにおススメ
- やりたことがたくさんあるひと
- いつも時間が足りないと思っているひと
まずタイトルにもなっている「財布はいますぐ捨てなさい」ですが、実際に著者は財布を使っていないそうです。
かわりに携帯ケースにクレジットカードを入れて持ち歩いているとのこと。
ちょっと考えてみましたが、これは私にはハードルが高くて、今はまだ無理ですね。
まあこれは人によって生活環境が異なるでしょうから、 無理になくす必要はないと思います。
ただし財布は象徴的な一つの例であって、本書のメインは
「なにをやるか」よりも「なにをやらないか」が人生を変える
ということです。
これ、重要ですよね。重要だけど「なにをやらないか」を決めるのは難しい。本当にそう思います。
やっぱり、「なにをやるか」を決めるほうが簡単なんですよね。
ブログを書くとか、英語の勉強をするとか、筋トレをするとか、資格をとるとか、新しい趣味を始めるとか、やりたいことはいろいろと出てくると思います。
でも1日は24時間、時間は有限です。あれもこれもと追加していくと、どんどん時間が足りなくなってしまいます。
そこで著者は時間を大きく4つに分類しています。
- 最低限必要な時間
- 目標達成のための時間
- 人生を楽しむ時間
- やらないくていいことをしている時間
1は食事・睡眠・仕事・学校などの時間、3は趣味・プライベートを楽しむ時間です。
本来2の時間を確保しなければならないのですが、3や4に時間を取られて2の時間が無いというひとが大部分だと思います。
特に問題なのが4の時間、これが無駄な時間です。代表的なものはやっぱりスマホでしょうか。
スマホ自体が悪いわけではなく、能動的に使っている分にはまだ良いのですが、ちょっとした空き時間に何となく使っている、ということが良くあるんですよね。
で、ちょっとのはずが、気づくと30分とか1時間とか経っていたり・・・
これはたぶん、みなさんも経験があることだと思います。
この無駄な時間を何か有意義なことに使えると良いですよね。
それと本書でもう1つ面白かったのは、「決断の回数を減らす」ということ。
決断する時に使う「意志力」は、体力と同じように使うと徐々に減っていくそうです。
だから普段の食事とか洋服とかの選択で悩んでいると、時間と意志力の無駄使いになってしまいます。(食事や洋服が目的となるような特別の場合は別ですよ。)
もちろん食事や洋服についてどの程度重要視するかは人によりますが、視点としては面白いかと。
そういえば昔、何かで読みましたが、ある人は同じ靴下だけ10足ぐらい購入して履いているそうです。
そうすると、まとめて洗濯してもいちいち組み合わせなくて済むし、1つに穴があいても他のものと組み合わせてそのまま履き続けることができるとのこと。
ファッションという観点からはどうかと思いますが、それが気にならないのであれば非常に合理的な考え方だなぁと感心した覚えがあります。
ちょっと話がずれてしまいましたが、たまには「なにをやらないか」を考えて決断してみると良いかもしれませんね。
それでは、また。
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