漫画 バビロン大富豪の教え/ジョージ・S・クレイソン 前編
<おすすめポイント>
お金持ちは「お金の増やし方」を知っている者
(公開済みの①~③の内容を前編としてまとめ直しました。)
前回はミステリ小説の話でしたので、今回は趣を変えてお金の話です。
この本を読んで、私はお金持ちに一歩近づきました!
この本を読めば、ほとんどの人がお金持ちに近づけると思います。
というのも、こうしたお金に対する考え方を知っている(理解している)人と知らない人で、その後の人生に大きな差がつくと思うからです。
ただし、当然一歩近づいただけではお金持ちにはなれないですよね。
この先、二歩、三歩と進んでいくためには、この考え方をしっかり身に着けて行動していく必要があります。
というわけで、自分の復習も兼ねて内容をおすすめしていきます。
ちなみにこの本、結構厚みがありますが、中身は漫画なので2時間もあれば読めてしまいますよ。
収入の10分の1を貯金せよ
この本では序盤に、<黄金に愛される七つ道具>が出てきますが、まずは最初の1つ「収入の10分の1を貯金せよ」です。
これはもう、基本ですね。収入の一部を貯金するというのは、この本に限らず様々なところで言われています。
「10分の1」というところは、「15%」だったり、「20%」だったり、「4分の1」だったり、いろいろあります。
人によって収入も環境も異なるわけですから、正解はないのでしょうね。
ただ数字の違いはあっても、貯金が大切だということは多くの人が感じていることでしょう。
前回の話のなかで、お金持ちは「お金の増やし方」を知っている者、とありましたが、 そもそも増やすための元がなければ、増やしようがありません。
そうは言っても、「貯金が大切なことは解っているんだけど、なかなか・・・」という人が大半でしょう。もちろん私もそのうちの一人です。
というのも、貯金ができない言い訳は、いくらでも思いつくからですね。
- 先月は壊れた家電の買い替えで臨時出費あったから・・・
- 今月はたまたま実家に帰省する必要があったから・・・
- 来月は結婚式のお祝いで特別支出があるから・・・
などなど。あなたも思い当たることはありませんか?
「臨時」で「特別」な出費も、年間で平均すれば毎年「日常的」に発生しているものです。
それらを含めたうえで貯金するためにはどうしたら良いか?
欲望に優先順位をつけよ
ではどうしたら良いか、それが今回のポイント「欲望に優先順位をつけよ」です。
う~ん、これも結構いたいところを突かれたような感じですね。
人間というのは、収入が増えれば増えるほど欲望も増えてしまい、結局収入が増えてもお金に不足を感じながら生きていくことになるそうです。
これは実感としても解りますね~
単純に考えれば、同じ生活をしていて収入が毎月1万円増えたとしたら、その1万円が余って貯金できるはずですが、実際にはなぜか余らない・・・
収入が増えた分だけ、余裕ができた分だけ、欲望を満たすために使ってしまうんですね。
しかもこれ、モノがあふれている現代だからというわけではなく、何千年も前の昔から人間は同じ悩みを抱えていたようです・・・
結局、収入が多くても少なくても、使える分を全部使い切って不足を感じるわけです。
であれば最初に収入の1割を貯金に回し、残り9割のなかで全部使い切って欲望を満たせば良い、ということになります。
つまり、「優先順位の低い1割の欲望をあきらめよ」ということです。
・・・・・
欲望の一部をあきらめて貯金に回せるかどうかが、お金持ちになれるかどうかの分かれ道なのかもしれません。
では貯金さえできればお金持ちになれるのか?というと、残念ながらそうはならないでしょう。