「えっ・・・?」 期待を裏切られませんでした。
アルバトロスは羽ばたかない/七河 迦南
いや~ そうきましたか~
前作「七つの海を照らす星」では驚かされたので、期待値高めで読んだのですが、今回もやられましたね~
ネタバレしない程度に、紹介したいと思います。
こんなひとにおススメ
- 「七つの海を照らす星」を読んだひと
- ミステリで驚かされたいひと
この「アルバトロスは羽ばたかない」、もちろんこの一冊で完結しているのですが、やっぱり事前に前作を読むことをおすすめします。
前作はこちら。まだ読んでいない方は先にこちらをおすすめ。
話が直接つながっているわけではないのですが、登場人物や「七海学園」という舞台は同じなので。
というか、まず「七つの海を照らす星」が良かった。(何が良かったかは、リンク先をどうぞ)
そして、その基礎知識があったうえで「アルバトロスは羽ばたかない」を読むと、ね。
七海学園に勤めて三年目の保育士、北沢春奈は慌ただしくも生き生きとした職務に励んでいた。
そんな日々の中、初冬のある日に学園の少年少女が通う高校の文化祭で起きた校舎屋上からの転落事件が暗い影を落とす。
事故か、自殺か、それとも・・・?
上記の、冬の転落事件を調べていくことが本作のメインとなっています。
が、その事件のカギとなる春から秋にかけての4つの出来事が、短編ミステリのような形で出てきます。
それぞれの話も短編ミステリのようになかなか楽しめるわけですが、メインの話の伏線になっていたりもするのです。
そして最終的にメインストーリーの転落事件の真相を読んだときに・・・
いや~ そうきましたか~
という感じですね! やられましたね!
何がどうやられたのか、を説明するのは難しい(というか無理)ですが、何というか「えっ・・・?」という感じです。
はい、全然驚きが伝わっていないと思いますが、あまり先入観をもたないようにこのぐらいにしておきましょう。
気になる方は、ぜひご自身で読んで驚いてみてください。
「七つの海を照らす星」と「アルバトロスは羽ばたかない」、2作続けて読むことをおすすめします!
こちらもびっくりできます。