お金持ちになる人の選択 ～ あなたが選ぶのはどっち？
お金持ちになるのは、どっち！？／田口智隆
みなさん、お金持ちになりたいですか？
と言われて、「なりたくない！」という人は少数派でしょう。
でも一生懸命働いても、なかなかお金が貯まらない。このままではお金持ちになれそうにない・・・
お金持ちと自分では、何が違うのでしょうか？
お金持ちの「モノサシ」を手に入れることができれば、お金の不安が少しは解消できるかもしれません。
こんなひとにおススメ
- お金持ちになりたいひと
- お金に対する新たな視点を得たいひと
さて、「お金持ちになりたい人だけ読んでください」なんて書いてありますが、まあ普通の人はお金持ちになりたいでしょう。
日本ではお金持ちやお金儲けに対するイメージが悪いと言われていますが、やっぱりお金は無いよりはあったほうが良いって思いますよね。
この本ではタイトルの通り、様々な選択の場面においてお金持ちならどちらを選ぶか、ということが41個のケースについて書かれています。
最初に2択の問いがあるので、まず自分ならどちらを選ぶかを考えてみます。
その後で続きを読むと、お金持ちになる人はこちらを選ぶ、ということが理由とともに示されているので、自分の考え方と比較してみると良いでしょう。
自分の選択とお金持ちになる人の選択が異なっていた場合はチャンスです。
今までの自分には無かった新しい考え方、価値観を学ぶことができるかもしれません。
ではここから、すこし具体的な内容をみていきましょう。
- お金持ちの「人生の選択」、どっち？
- お金持ちの「お金の考え方」は、どっち？
- お金持ちの「生活習慣」は、どっち？
- お金を稼げる「働き方」は、どっち？
- お金が増える「投資」は、どっち？
- お金をもたらす「人間関係」は、どっち？
内容は大きく6章に分かれています。いくつか例を紹介すると・・・
- 新幹線の席はどっち？ 「グリーン車」「自由席」
- どうしても欲しいもの、買うならどっち？「借金してでも」「貯まってから」
- 1駅分移動するならどっち？「タクシー」「歩く」
こんな感じの問いかけです。あなたならどっちを選ぶでしょうか？
新幹線の例でいえば、お金持ちになる人の選択としては「自由席」ということになります。
一般的にお金持ちの人が使うのは、新幹線はグリーン車、飛行機はビジネスクラスやファーストクラス、というイメージがありますよね。
でもお金持ちになる人は、費用対効果を重視します。
つまりお金をかけるべきところや効果の大きい場合には惜しみなくお金を使いますが、どちらでも良いような場合や浪費するだけのところには無駄なお金を使わない、ということですね。
だからさきほどの「自由席」という答えも、常に正解というわけではありません。
同じお金持ちでも、「グリーン車」をおすすめしている場合もあります。
これは一見正反対の考え方のようにも見えますが、実は費用対効果を重視するという点では一致しています。
つまりグリーン車に乗るための費用と、それによって得られる快適な空間や時間を比較して、費用対効果の判断をするのですね。
単に移動することだけが目的であれば、グリーン車の料金は贅沢だったり無駄遣いだったりという判断になりますので「自由席」が正解です。
一方で「グリーン車」に乗ることでその間に集中して仕事ができたり、移動時間を有意義に使うことができるのであれば、その費用対効果が高いという判断もあり得ます。
金額の大小ではなく、費用対効果の大小が判断基準になるわけです。
私の場合、どうしても金額の大小を比べて安いほうに、という発想になりがちですが、最近は「時間をお金で買う」という視点も持てるようになってきました。
といっても、実際に大きな金額でそれを実行するのは簡単ではないのですが・・・
まずは小さな金額でも、その考え方を取り入れるところからですかね。
そんなわけで、41個のケースを読んでみると、今までの自分には無い「お金持ちになる人の考え方」が、きっといくつかは発見できると思います。
その中で自分に合ったものを取り入れて、少しでも「お金持ちになる人」に近づけたら良いですね！
最後に著者からの質問
- 本棚にビジネス書が100冊以上並んでいる人
- 本棚にビジネス書が1冊も入っていない人
お金持ちになるのはどっち？
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